“捨てられない病” 闘病記

「捨てられない」ことは“病だ”。そう考えたら“治療”もできる気がした。

タグ:汚部屋


今回のサザンの張り切りようは ものすごい。
というのも、ひとり暮らしとは思えないほど家事が好きなサザンだが、
彼女は 中でもとびきり“料理”が好きだ。

なんでも、仕事でストレスが溜まると、家でケーキを焼くらしい。
つまりサザンにとって台所は 特別な場所だ。

片付け終わった後の達成感のために いつも2人で部屋のビフォーアフターを撮るのだが、
今回サザンは1枚撮っただけじゃ飽き足らず、
汚れた台所を隅々まで撮影した。

これら↓の写真は、いずれもサザンが撮った「ビフォー」である。

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台所をパッと見ただけで、
「処分するものしかないから、私ひとりで出来そう」と、呟くサザン。
“捨てろ”と言わない人に言われると、なかなかキツい一言だった。自業自得だが。

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サザンが私の家に片付けに来る前の、台所。

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部屋の中で行き場所を無くしたキャリーバッグが台所に流れ着き、
手前に冷蔵庫があるのをいいことに、
台所の奥へ足を踏み入れることさえ難しくなっていた。


その後 サザンとリビングやクローゼットを断捨離したときに、
台所にあるバッグやキャリーも
「あるべき場所に返す」とクローゼットに閉まってくれたおかげで、
今の現状は少しはマシになっている。

それがこちら。

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とはいえまだまだモノがたくさん。

サザンは苦笑しながら台所のビフォーを撮影したあと
「写メで見るとどうみても異臭がしそうな感じがするけど、
 こんなでも臭くないからスゴいよね」と
何に対してか、私をかばった。

臭くなるほど、自炊をする暇がとれないブラック企業務め、というのが正直な実態である。

サザンと2人で、ジャージに着替えて腕をまくった。

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…って、あるじゃないですか。

一瞬でも感謝の気持ちが生じればいいけど、
それよりも「ねぇ、あれ何処に置いたのー!?」っていう。

挙句に「ぐちゃぐちゃなりに、どこに置いていたかは把握してたのに」とか
言ってしまうパターン。

私だ。

ただ、唐突に部屋に来て片付けてくれたサザンに対して
そういう感情は全くなかった。

職場の同僚だから、という理由ではなく、
振り返ってみると彼女は「捨てたら?」はもちろん、
「捨てる?」と聞いてくることさえ 一度も無かった。

 ― 「使う?」と。

「…使う」と答えると、嫌な顔ひとつせずに、分別した。
そして、「使う」と答えたモノの山ができると、

「この中で、一番使うものは、どれ?」と。

気が付けば、
一番使うモノから、二番目、三番目に使うモノくらいまでが揃っていれば、
大概どうにでもなることに気が付く。
四番目以降は、自発的に「捨てよう」と言った自分がいた。

部屋を散らかした本人が、散らかった原因を自覚しないことには
一見片付いたところで根本は解決しないんだろう。

ここに書いたって見てないんだけど、長年ごめんねママ。
ブログと関係ないけど親孝行しよう。

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― 「これ、使う」と訴えられたけど捨てたモノも。
(ねこ様 一番お気に入りの段ボールだったが、中身が片付いたので晴れてサヨナラ)

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とサザンは言っていた。

はじめは意味が分からず、
「極力小さく折りたたんで&押しつぶして捨てろ、ってこと?」と
考えを巡らせた。

ちなみに、これまで私が買っていたゴミ袋は
市指定の「一番デカいやつ」である。

サザンが言うことには。

「自分の場合、9割以上ゴミが入ったゴミ袋のラスト1割を見て、
 “せっかくだから 捨てれるものないかな?”って
 冷蔵庫確認したりゴミ箱チェックしたりするわけよ。」

もう言いたいことわかるよね?と。 

「ゴミ袋がデカいといつまでも “まだいいや”で放っておくけど、
 小さいとあっという間に9割ゴミが入るから あと1割を探すきっかけも多くなる。
 どうかな?」

たしかに、こまめにゴミを捨てに行く習慣がつけば、もっと良くなるかもしれない。
ちなみに今の現状は、 ひとり暮らしの上に 1日のほとんどを会社で過ごすので、
ゴミ捨ては半月に一度くらい。

ゴミ袋を小さくして、週に一度、捨てよう。

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第1回 大断捨離の話はこの記事まで。

というわけで、部屋から25万円の臨時収入が出てきたこともあり(前記事)、
その日は作業を切り上げて サザンと浮かれて飲みに行った。

以前の記事で載せた写真の別アングルの写真になるが、
改めてビフォーアフターを。 
ビフォーは若干閲覧注意かも(自業自得)


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…改めるとスゴイなこれ。笑
さて、そしてアフター。

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床が!!!輝いている!!!!


いつも丸まっていたネコも!!!!

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伸びている!!!!
動物の 環境の変化に対する 適応能力早すぎて笑った。


実は、写真を見比べて気づいた方もいらっしゃるかもしれないが、
アフターの写真は奥の扉を閉めている。

奥の寝室には、まだ手つかずの「洋服の山」が。

一気には難しいから、次回の休みの時にでも、もしくはサザンが襲来した日にでも、
とにかく近日中には全部開放した写真が撮れるように、がんばる。

ほら、歯医者さんも一気にすべての歯を治療してはくれないし。
(あれどうしてなんだろう、一気にやってくれていいのに)

ちなみに、夕食代は私のおごりで。
サザンは、私が捨てようとしたほぼ未使用の化粧水と、
モノの山の中から出てきたディズニーランドのペアチケット(14,000円相当)を持って帰ったので
お礼は充分だと遠慮したけど、
私ひとりじゃなにも進まなかった部屋をここまでも変えてくれたことが嬉しくて、
むしろおごらせてもらった。

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