ほぼ全てを出し切って 空っぽになったクローゼット。

サザンは、空間をしばらく眺めた後
2段あった収納棚を、上下に重ねてクローゼットの一番奥に閉まった。

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これまでは奥の棚と、手前の棚とに分かれていたが、
3段+3段で6段。

「3段は夏服。3段は冬服。
 衣替えするときは、上下の段を入れ替えるだけ。楽だよ。」

…重ねてみてこんなにスッキリするとは。
コロンブスの卵というか、
結果を載せただけではこの難しさは伝えきれないのだが、
たったこれだけのことでも一度思いついてもらえると後が楽だ。

そして、サザンは私が置き場所に迷っていた人形をポン、と置いた。

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正直言って、「そこに!?」という話である。

「それ気に入ってて…リビングに置きたいんだよね」と話すと、

「なんでリビングなの?目に付くところに置きたいから?
 でも洋服を毎日ちゃんとここに仕舞うって決めておいたら
 最低でも1日2回はクローゼット開けるよね?」

サザンの表情は 決して嫌味ではなく、思うことを思うまま言っているだけなのだ。

「クローゼットって、使わないモノを閉まっておく みたいなイメージあるけど、
 本当は大切なモノこそ閉まっておく場所だと思うんだよね。」

正直言うと、私には少々疑問が残る。

「衣替えした夏服/冬服も、大切だからこそ
 次の機会まで1年も閉まっておく訳でしょ?」

サザンのさりげない会話の中の説得力はすごい。

「だから、今使わないモノを仕舞っておく場所にしてしまうと
 だんだん開けるのも億劫じゃない?
 宝物がある場所って思えば、そもそも仕舞うものを厳選するし、
 何度だって開けてみたくなるじゃない?」

なんなら、人形だけじゃなく絵とか写真を壁に飾ってもいいと思うの、と付け加える。

「宝物部屋にしよう?」

たったの言い方ひとつだが、
クローゼットではなく「部屋」と言われるとわかりやすかった。
収納というのは、大切なものを並べる場所であって、
不要なものを「とりあえず」で重ねておく場所ではないのだ。

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